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配管工事における給水配管の来歴と種類とは?

こんにちは!
三重県四日市市を中心にプラント・工場の配管加工、配管工事、溶接工事を手掛けるKKテクノ株式会社です。
現在の建物内の給水配管は塩化ビニルが主流ですが、かつては様々な種類の配管がありました。
今回は、給水配管の来歴と主流の塩化ビニル管について解説します。

かつては鉛管が主流

はてな青
今の一般家庭や工場・企業の配管工事で使われる給水配管の材質は「塩化ビニル管」ですが、昭和49年頃までは「鉛管」が主流でした。
頑丈さと耐震性、加工が容易いなどのメリットから一般的な素材として全国的に広がります。
しかし、鉛が水に溶け出す、錆によって水が赤くなるなどトラブルが多発し、健康被害の懸念が出始めました。
鉛管の問題を打破するため、昭和50年頃に炭素などが含まれた鉄製の配管内を塩化ビニルで表面処理した「硬質塩化ビニルライニング鋼管」が開発され、鉛管は徐々に数を減らし始めます。
同時期に「ステンレス鋼管」と「ポリエチレン管」「塩化ビニル管」も規格化され、一般配管用として少しずつ世に出始めます。
平成10年頃に「ステンレス鋼管」と「ポリエチレン管」が主流となると鉛管は使われなくなり、綺麗で安全な水を飲めるようになりました。
そして、軽量、低価格などのメリットから「塩化ビニル管」が主流となった現在では鉛管は使用禁止となっており、積極的に取替作業が行われています。

塩化ビニル管は4種類に分けられる

塩化ビニル管は「硬質ポリ塩化ビニル管」が正式名称で、材質はプラスチックです。
価格の安さ、軽量なため調達・搬送が容易、耐水性がある、劣化が少ないなど数多くのメリットがあります。
給水配管の塩化ビニル管は性質、耐性によって「VU管」「VP管」「HIVP管」「HTVP管」の4種類に分けられます。
もっとも軽量な「VU管」は高圧には耐えられないため、用途は一般家庭の給水管や排水管が中心です。
それ以外のVU管と比べて厚くて頑丈な「VP管」、耐震性を持つ「HIVP管」、耐熱性を持つ「HTVP管」は、特性に合わせて一般家庭から工場まで幅広い用途で活用されています。

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